開催終了
明治32年(1899)、工匠の竹中藤右衛門が、神戸の地に竹中工務店を創立しました。竹中家と建築の関わりは、今から400年以上前、織田信長の普請奉行を務めた竹中藤兵衛正高にまで遡ることができるといいます。以来、竹中家、そして竹中工務店は、現在に至るまで多くの建築を施工して、人々の暮らしと文化を支えてきました。
本展では、竹中工務店と、その前身である工匠時代の竹中家が手がけた多様な建築を、建築と人間との関わり方という視点で8つの「かたち」(Ⅰはじまりのかたち、Ⅱ出会いのかたち、Ⅲはたらくかたち、Ⅳ夢を追うかたち、Ⅴ感性を育むかたち、Ⅵ暮らしのかたち、Ⅶ時を紡ぐかたち、Ⅷみんなのかたち)に分類して紹介します。豊富な建築関係資料と、歴史資料、美術資料を組み合わせて、建築の特徴と、人々と社会による受容のあり方を検証し、時を超えて受け継がれてきた建築の多様な魅力を感じていただけるような構成としています。
大阪朝日新聞社 藤井厚二図面(時計塔) 竹中工務店蔵
大阪朝日新聞社 藤井厚二図面(文字盤) 竹中工務店蔵
主催/神戸市立博物館、神戸新聞社、朝日新聞社
後援/サンテレビジョン、ラジオ関西、Kiss FM KOBE
特別協力/株式会社 竹中工務店、公益財団法人 竹中育英会、公益財団法人 竹中大工道具館、公益財団法人 ギャラリーエークワッド 協力 世田谷美術館