開催終了
現在の私たちが生活する中で、ごく当たり前の存在となっている「ガラス」。日本で本格的に製造が始まったのは17世紀半ば頃とされます。江戸時代のガラスは、“びいどろ”、“ぎやまん”と呼ばれ、当時輸入されていたヨーロッパ製のガラスや洋書を参考に発展していきました。
職工たちは、限られた情報の中で製造にあたっていたにも関わらず、食席を飾る器、酒宴に花を添える盃、笄(こうがい)や櫛といった装身具や装飾品、室内を彩る調度品をはじめ、ヴァラエティ豊かなガラスを製造しています。“びいどろ”“ぎやまん”には、かたちにゆがみがあるもの、青色や黄色味を帯びた無色のガラス器も少なくありません。これらの和ガラスが持つ素朴で、自然な造形は、私たちの心を惹き付けるのです。
本展では、江戸時代から明治時代の人々のくらしを彩った160件の“びいどろ”“ぎやまん”をご紹介します。箱書きや文献資料を読み解くことで、当時の人々がどのようにガラスを味わい、楽しんでいたのかを浮き彫りにすることも目的の一つとしています。素朴さや穏やかさといった特色をもち、見るものを和(なご)ませる、和(わ)ガラスの魅力に触れる機会となれば幸いです。
【関連イベント】
●記念講演会 「和のびいどろ、ぎやまん」
講師 中山 創太(神戸市立博物館 学芸員)
日時 ①10月4日(日曜) ②11月8日(日曜)※各日同じ内容です。
いずれも14時~15時(開場は13時30分)
会場:神戸市立博物館 地階講堂 定員 各日40名(事前申し込み、応募多数の場合は抽選)
参加費:500円(あわせて本展観覧券、返信葉書が必要です)
※聴講時の座席は、指定となります。返信葉書にてご連絡いたします。
●講座「和ガラスに親しむ」
実物資料を用いながら、江戸時代の和ガラスに親しみます。
日時:③10月18日(日曜) ④11月15日(日曜) ※各日同じ内容です。
いずれも14時~15時(開場は13時45分) 会場 神戸市立博物館 1階 体験学習室 定員 各日5名(事前申し込み、応募多数の場合は抽選)
参加費:500円(あわせて本展観覧券、返信葉書が必要です)
[申込方法]
往復葉書に参加希望日、参加希望者の名前、年齢、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記申込先まで送付ください。
1枚の葉書で1名様のみご応募いただけます。1枚の葉書で、複数のイベント・日程に応募することはできません。
申込締切:①9月18日(金曜)②10月23日(金曜)③10月2日(金曜)④10月30日(金曜)消印有効
申込先:〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 神戸市立博物館 和のガラス展イベント係
●イブニング・レクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説)
会期中の毎週土曜 17時~17時30分(開場は16時30分)
会場:神戸市立博物館 地階 講堂 定員 各日40名、先着順 ※聴講無料(ただし、本展の当日観覧券が必要。)
【子供向けイベント】
ジュニアミュージアム講座「ガラスの器に描く薩摩切子の模様」
日時:10月25日(日曜)10時30分~12時30分
会場:神戸市立博物館 地階 考古学習室 対象 小学4年生~中学生(博物館から自宅への往復には保護者の付き添いが必要です)
※付き添いの方は団体料金で「和のガラス」展をご観覧いただけます。
定員:15名(事前申し込み、応募多数の場合は抽選)
参加費:500円
[申込方法]
往復葉書に参加希望者・付き添いの方の名前、年齢、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記申込先まで送付ください。
1枚の葉書で3名様(参加者のみ、付き添いは子供1名に対し1名まで可能)までご応募いただけます。
申込締切:10月9日(金曜)消印有効
申込先:〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 神戸市立博物館 ジュニアミュージアム講座係
※新型コロナウイルス感染症に関して
今後の新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、展覧会の中止、ならびに関連イベントを中止させていただく場合がございます。随時、神戸市立博物館公式HP・Facebook・Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
楽しみにしてくださっている皆様には申し訳ありませんが、予めご了承のほどお願いいたします。
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